旅、ときどきHayabusaと

旅、鉄道、バイク

夏の風と海の香り。隼で行く下関ツーリング

出発 ― 倉敷から夏の西の空へ

青空が広がる朝、私は倉敷から愛車・隼にまたがり、中国道を西へと走り出しました。

汗ばむ夏の暑さも、バイクに乗ると心地よい風が体を駆け抜けます。

目的地は山口県・下関。ずっと行きたかった海の街です。

途中、広島を抜けたあたりから山の緑が深くなり、

バイクで走る爽快感が一段と増していきました。

 

最初の立ち寄り ― いろり山賊 久我店

旅の途中、ランチ休憩に立ち寄ったのは山口名物「いろり山賊 」

名物の“山賊焼”と“山賊むすび”を頬張りながらひと息つきました。

炭火の香ばしさと手作りのぬくもりに、旅のスイッチが完全に入りました。

前回立ち寄った時は2時間並んでへとへとになりながら食べたのですが、今回はとてもスムーズに案内されたのでラッキーでした。

下関を散策 ― 夜は下関グルメで乾杯

下関に到着後、すぐにホテルにチェックインし、近くの散策へ

海を挟んですぐ目の前は、九州。

海上交通の要所。歴史のある海峡。

古戦場跡も歴史を感じさせる場所でした。

海底トンネルを歩き、県境へ。

本州と九州の境目も見れました!!

夜はフグのひれ酒を片手に、鯨料理や鳥刺しを堪能。

1日の終わりに、美味しい料理と静かな時間ーー最高の締めくくりとなりました。

海の幸を満喫 ― 唐戸市場

朝一にホテルをチェックアウトしてすぐ向かったのは「唐戸市場」。

新鮮なフグや鮪、海鮮丼がずらりと並び、観光客で大賑わい。

私は海を眺めながら、大きなネタがのった寿司で朝ごはん。

潮風に包まれながら食べる海の幸は、最高の贅沢でした!

ドライブインみちしおでひと休み

帰り道、ずっと気になっていた「ドライブインみちしお」にも立ち寄り。

名物の“貝汁”は想像以上の美味しさで、疲れた体に染みわたります。

地元ライダーやトラックドライバーたちが集うこの場所は、

まさに“旅のオアシス”という感じ。

旅のまとめ

今回の下関ツーリングは、夏空の下、

関門海峡の爽やかな潮風を浴びながら過ごす心地よい旅でした。

海も山も、そして歴史も感じられるこの場所は、また必ず訪れたい場所です。

次は角島大橋を渡って、夕陽の中を走ってみたいな。

 

隼と一緒に、まだまだ旅は続きます――。

 

新幹線ふれあいデー2025@博多へ!

 

2025年10月12日、念願の「新幹線ふれあいデー in 博多総合車両所」へ行ってきました!

普段は見ることのできない新幹線の裏側を間近で見られる、

鉄道ファンにとって夢のようなイベント。

今回は、鉄道大好き女子が1日たっぷり楽しんだ様子を写真と一緒に紹介します!

 

博多総合車両所

会場は、JR西日本の福岡県那珂川市にある博多総合車両所

まずは岡山駅から新幹線みずほに乗って博多駅を目指しました。

 

博多駅に降り立ち、目の前に見えたのは

引退を控える500系と、初めて見る九州新幹線の新800系!

奥にはレールスターも!

ホームにはこれから会場に向かうであろう鉄道ファンたちで賑わっていました。

 

新幹線を乗り換え、会場の博多南駅に向かいます。

会場に到着!どこを見ても新幹線がいます。

洗車機を通るレールスター

普段は立ち入れない場所を自由に歩ける特別な日。

広い構内に圧倒されながら、まずはドクターイエローが待つ建屋に直行しました。

 

見どころ①:ドクターイエローと記念撮影

まずは大人気!ドクターイエローが展示されている場所へ!

長蛇の列の先にいるのは・・・

ドクターイエロー

去年は岡山の新幹線ふれあいデーで記念撮影をしたので1年ぶりに再会。

引退を控えたドクターイエロー、ツヤツヤと輝く黄色に心奪われます。

 

見どころ②:整備エリアの公開

整備エリア内ではこちらも引退を控えた500系のジャッキアップ実演を見学。
天井から光が差し込んで、とても美しい姿を見せてくれました。

 

新幹線のお腹の部分を見ることがないのでとてもレアな体験でした!

どうやら500系も残り4編成のみとなってしまったようです・・・

しっかりと目に焼き付けてきました。

 

こんなにじっくりと見ることのできない新幹線もそうですが、

普段見ることのできない「工場の裏側」もたまりません。

巨大な洗車機であったり、新幹線の安全を守る設備に目が釘付けになりました!

工場の中の独特な雰囲気を味わえるのもふれあいデーの醍醐味です。

 

見どころ③:たくさんの体験ブース

このイベントは見学だけではなく体験ブースもいっぱいありました。

 

引退を控える500系の車体にお絵描き体験や

 

 

ボルトの緩みを当てる体験や

みずほ・さくらで使用しているN700系と綱引き対決もありました。

子どもたちに混ざってわたしも綱引きに参戦してきました。

びくともしないのかと思っていたのですが、

意外にもするする動いて見事勝利しました!

 

他にも、JR西日本中国メンテックの座席お掃除体験や

大学生によるNゲージの展示、ミニ新幹線の乗車体験など

子どもも大人も楽しめるブースがたくさんありました。

どのエリアもたくさんの人で盛り上がっていました。

 

レールスターでは車内アナウンスや運転台見学もありました。激レア!

ただ、SNS掲載禁止なのでお伝えできないのは残念・・・。

 

博多総合車両所の新幹線ふれあいデーは有料イベントですが、

それ以上に価値のある体験をいっぱいできたり、

人数制限も設けてあるのでそこまで混み合うこともなく

思う存分、新幹線を楽しむことができました!

様々な展示が、時間を忘れさせてくれる夢のような空間でした。

夏、大山、わたし。

朝6時、登山口にて

お盆の最中、2025年8月16日。
前日までの猛暑が続き、この日も予報は「最高33℃・晴れ時々くもり」。
朝の大山寺登山口はすでに蒸し暑く、Tシャツの背中がじっとり。
けれど、目の前にそびえる大山の姿を見た瞬間、少し背筋が伸びた。
「今日、絶対に頂上まで行く」と心に決めてスタート。

一合目~四合目:森のトンネルを抜けて

最初はブナやミズナラの木々が作る涼しい木陰。
蝉の声が遠くで響いていて、夏の登山らしい音風景。
しかし湿度が高くてすぐに汗だく。
顔から滴る汗をタオルでぬぐいながら、ひたすら木段を登る。
朝8時で気温はすでに28℃を超え。ペットボトルの水がどんどん減っていく。

それでも、木々の間から見える青空が励ましてくれるようで、不思議と心は軽かった。

五合目~七合目:雲の中の世界

中腹に差しかかると、風が出てきて少し涼しい。
それと同時に、白い霧があたりを包み始めた。
木道を一歩ずつ確かめながら進む。
冷たい風が頬を撫で、真夏とは思えないひんやり感。
汗まみれの体には、その冷気が何よりのご褒美だった。

八合目~山頂:雲が切れた瞬間

山頂手前で、急に風が強くなり、ガスが流れた。
その隙間から青空と日本海の青がパッと広がる。

まるで誰かが「がんばったね」と言ってくれたようなタイミング。
思わず声が出た。
「うわぁ、きれい…」
登山開始から約3時間半。
達成感と安堵で、しばらく立ち尽くしてしまった。

山頂の昼ごはん

カップラーメンを作って食べた。
ただそれだけなのに、こんなに美味しいごはんは久しぶり。

汗が塩になって肌に残っていて、「あぁ、夏を登ったなぁ」と実感。
雲がまたかかってきたけれど、それもまた美しい。
いつも下から見上げていた頂がこんな場所だったなんて。

 

山と温泉

下山は慎重に。木の階段が濡れて滑りやすく、何度かヒヤッとした。
麓まで戻ると、再び夏の熱気が。
午後の気温は33℃。まるでサウナのよう。
すぐ近くの「豪円湯院」で温泉に浸かる。
温かい湯が筋肉にしみて、思わず「生き返る~」と声が出た。

湯上がりに飲んだ瓶のコーヒー牛乳が、今日いちばんの幸せかもしれない。

 

まとめ

  • 登山日:2025年8月16日(土)

  • 天気:晴れ時々くもり、一時ガス

  • 気温:最高33℃/最低25℃(大山町)

  • 登山時間:登り約3時間半、下山約2時間

  • 感想:暑さと達成感の両方を味わう“夏の修行”のような一日。でも、登ってよかった。

 

雨にも負けず、隼駅へ ─ 2025年 隼駅まつり

空模様はどんより

朝、カーテンを開けた瞬間に思わずため息。
「まさか、この日が雨なんて…」
でも、年に一度の隼駅まつり。
行かないという選択肢はなかった。

レインウェアを着込み、ヘルメットのシールドに雨粒が当たる音を聞きながら、
岡山を出発。
バイクのタイヤが水をはじくたび、
“今日の冒険が始まった”という実感が湧いてきた。

会場到着!

岡山を出てから3時間ほど。会場が近づくにつれて、
同じ隼とすれ違うたびに自然と手を振り合う。
「今年も来たね」って合図のようで、なんだかうれしい。

スズキのブースには新型隼2025年色(戦闘機みたいでかっこいい)
地元の屋台では焼きそばやかき氷が並び、
夏祭りらしい匂いが風にのって広がっていた。

A-YO!さんのタコスが最高に美味しかった。

スズキブースのテントには雨宿りする人たち、
濡れたグローブを干しながら笑い合う声。
そんな光景を見て、「ああ、やっぱり来てよかった」と思った。

 

 

隼駅前の広場には、もう人とバイクでいっぱい!
駅舎前には撮影待ちの列。

小さな駅舎の前では、雨に濡れた隼たちが静かに並ぶ。
その姿がどこか誇らしげで、
“雨の日こそ真の隼乗りの日”みたいに感じられた。



出会いと交流

SNSでつながっていた女性ライダーさんと、ついに初対面!
「え、あのヘルメットのデザイン、もしかして…?」
そんな偶然の再会がいくつもあって、
バイク談義や鉄道トークに花が咲いた。

みんなそれぞれの場所から走ってきて、
ここでひとつになる。
そんな感覚が、隼駅まつりの一番の魅力だと思う。

 

鉄道と隼と雨音

雨に煙る線路の向こうから、ゆっくりと列車が入ってくる。
水滴をまとった車体がライトを反射して、
まるで映画のワンシーンのよう。

バイクと鉄道、どちらも「走る」ことに魅せられた者として、
この景色は胸に刺さった。

 

帰り道の試練

帰りはまさに過酷そのもの。
道路の水たまりを避けながら、
何度もシールドを拭いて、
寒さと闘いながらひたすら走る。

けれど、ふと止んだ雨の合間に見えた薄い夕焼け。
雲の隙間から光が差して、
隼のタンクに反射したその瞬間、
すべての苦労が報われた気がした。

終わりに

隼駅まつり2025。
天気は最悪だったけれど、心は最高だった。
びしょ濡れで走り抜けた仲間たち、
雨の中でも笑顔で迎えてくれた地元の人たち。

また来年、きっと晴れた空の下で──
あの駅に「おかえり」って言われに行きたい。

 

 

「岡山にこんなすてきな夢の国があったなんて・・・!」鉄道ジオラマカフェに行ってみた話

 

 

岡山県って鉄道好きにはたまらないスポットが結構あるのですが

 

その中でもまさに夢の国!と言えるようなカフェがあるんです。

 

岡山県総社市にある「ワイルドフラワー」さんです。

 

https://maps.app.goo.gl/RKbNBpA3r2y8EUG38

 

外観



優しい店長の藤田さんに迎え入れていただき、

扉を開けるとそこには・・・

 

ジオラマどーーーん!



倉敷市の名所や駅をギュッと凝縮して再現されたジオラマ

もうすでに胸のトキメキが止まりませんっ

 

津山まなびの鉄道館にある扇形車庫

 

倉敷駅のホーム

カフェの中央にどーんと鎮座するこのジオラマ

レイアウトは全て店長の藤田さんの手作りなんです!

倉敷駅にいたっては駅舎も丸々手作りなんだそうです!!

 

お話を聞いていると、まだまだこだわりがあって、

リアルさを再現するために、Nゲージの車両は藤田さんの手によって

ひとつひとつ、ウェザリング(サビや劣化を再現するペイント)がされています。

こだわりすごすぎる・・・!

 

ほら、よくみると車両や建物にウェザリング


ついついジオラマばかりに見惚れてしまうのですが、

お店全体、た〜くさんの鉄道グッズで埋め尽くされています

 

天井も壁にもジオラマのテーブルの下も鉄道グッズでい〜っぱい!

 

 

天井にはヘッドマークやサボがびっしり

 

岡山に馴染みのある列車や新幹線をメインに、

いろいろな車両を見ることができたし

店長さんのこだわりとロマンあふれる空間でした!

 

たくさん写真撮ったり、線路と同じ目線で永遠と眺めたり

大人も夢中になる、まさに「夢の国」

 

焼きカレーも絶品でおすすめ!

 

営業情報はインスタで更新されているのでチェックしてから行くと良いです。

 

www.instagram.com

 

日によって走る車両も違うので1度でなく何度でも行きたくなります!

 

 



 

 

さようなら!381系やくも

2024年、夏

381系特急やくもの定期運行が終了する日に

岡山駅でラストランを見にいきました。

定期運行ラストランの様子

大勢のファンに見送られながら出雲市駅へ出発する特急やくも

リバイバルカラーで国鉄色です

 

最後の国鉄型特急車両として頑張ってきました

 

そしてその年末、

京都鉄道博物館で行われた

「381系やくもありがとうセレモニー」にも行き、

国鉄型やくもに別れとありがとうを告げてきました。

後藤総合車両所から牽引されて、京都へはるばるやってきた3両のやくも

 

セレモニーでは転車台に乗せられて、くるくる回されたやくも

運転台には花束も・・・

 

その京都の帰り、

数時間前に別れを告げた国鉄型やくもが

年末年始の繁忙期の臨時列車として運行することを知り、

(((さっきの「ありがとう」とは・・・・・)))と、思いつつ

1月5日の臨時運行最終日に本当に最後のお別れをしてきました。

 

山陽本線沿線に住んでいるのでやくも自体はよく見ていましたが、

乗るのは6〜7年ぶりなのでどきどき

全席指定で満席状態

 

デッキにはスピーカーに向けて

車内チャイムを待ち構える鉄道ファンが何人もいました。

 

そして最後の車内チャイム「見知らぬ国から」が流れ、終点の岡山駅に到着

 

2007年に車内リニューアルをし、「ゆったりやくも」として運行してきました。

 

中国地方の山間部のカーブに対応するため、自然式振り子を採用していましたが

酔う人が多く「ぐったりはくも」と不名誉な愛称が付くことも・・・

 

長い間、いろいろな姿で頑張ってくれた381系国鉄型やくも

 

そんな381系やくもともついにお別れです。

たくさんの人に見送られ

汽笛を一回鳴らして、岡山駅を発車して行きました。

 

ありがとう!381系やくも!お疲れ様!

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

今回、最後の381系やくもに乗るにあたり

備中高梁駅から乗ろうと思い、

新型やくもに初めて乗ったのですが・・・

 

酔いました!見事に酔いました!!

 

座席のセレクトが悪かったのか、

岡山駅から倉敷駅に向かう約10分間で酔ってしまいました・・・

 

ギリギリの状態で備中高梁駅に到着

広々明るいグリーン車だったのですが・・・

 

備中高梁駅から岡山駅までは30〜40分ぐらいですが

行きで結構しっかり酔ってしまい、備中高梁駅から乗ることを断念。

普通電車で倉敷駅に戻り、本命の381系は約10分間の短い乗車時間でした。

 

やくも、ごめんよ・・・。

 

2025年新春、山陰の旅 〜鳥取を味わい、あの聖地に赴く編〜

 

2025年新春、山陰の旅

今回は鳥取編をお伝えします。

 

前回の記事では兵庫県の但馬地域に行ったことをまとめています。

hayabusa0528.hatenablog.com

ぜひこちらも見てください。

 

兵庫県を後にし、鳥取県に向かいます。

 

まずは岩美町の道の駅「きなんせ岩美」の「海陽亭」でランチタイムです。

巨大な松葉蟹がお出迎え

 

岩美町に来たからには白イカを食べておきたかったのですが

皆考えることは同じなのか、すでに売り切れていました。

 

目の前のいけすの蟹たちを見ながら待っていると

どーん!

よくばり定食がやってきました。

大きなエビフライにハタハタの唐揚げ、お刺身もついてボリューム満点です。

 

何を食べるか迷った人にはおすすめのメニューです。

ハタハタの唐揚げがふわふわでとてもおいしかったです。

とてもお腹いっぱいになりました。

 

 

腹ごしらえを済ませて、行きたかった場所へ向かいます。

日本海とさよならをし、山のほうへ進んでいくと、

 

着きました!

若桜(わかさ)鉄道の隼駅に到着

 

木造の小さな駅舎がかわいいですよね。

 

ここはとあるバイクの聖地となっています。

 

うちのブログの主人公でもある

スズキのGSX1300R、隼です。

この写真は隼駅前に展示してあったアニバーサリー車両です。

朱色でかっこいい〜

 

毎年夏には「隼駅祭り」が開かれ、この小さな隼駅周辺に

全国各地からたくさんの隼ライダーさんたちが集結するんです。

 

www.kirinnomachi.jp

 

大正・昭和にタイムスリップしたような懐かしさと温かみのある駅舎

 

やっと来れた、という嬉しさのためか

あまり写真を撮っていなかったことに気づきました・・・

 

夏に来たほうがより写真映えしそうな気がしたので、

夏の隼駅祭りにもぜひとも行きたいです。

 

ちょっと寒さがきつくて早めに退散してしまいました。

 

 

 

まだまだ鳥取に居たいところですが、空模様が怪しくなり

雪もちらついてきたので早めに帰路に着くことにしました。

 

今回の旅は鉄道に触れまくり、湯に浸かり、

お腹いっぱいの旅になりました。

 

次はどこに行こうかな〜?